オープンソース
TIS、OSSのバッチジョブ管理ツール「JobScheduler」の保守サポートサービスを開始
TISは2月10日、オープンソースソフトウェア(OSS) のバッチジョブ管理ツール「JobScheduler」の保守サポートサービスの提供を開始すると発表した。また、これに合わせ、OSSの統合監視ツール「Zabbix」と「JobScheduler」を連携させるツール「HyClops JobMonitoring」をOSSとして公開した。
「JobScheduler」の保守サポートサービスは、同社が提供する「TISエンタープライズOSSサポート」の一環として提供するもので、システム運用にとって重要な「ジョブ運用管理」の領域でのOSS活用を実現する。さらに、「JobScheduler」と「Zabbix」の効果的な連携を実現する、TIS独自開発のOSS「HyClops JobMonitoring」を提供することで運用基盤領域全体の最適化を目指す。
ジョブ管理ツール「JobScheduler」は、ドイツSoftware- und Organisations-Service GmbHが開発するOSSです。スケジュールに従ったジョブ実行や複雑なジョブネット管理機能などのジョブ管理機能を備え、欧米を中心に導入実績がある。「HyClops JobMonitoring」はTISが開発したJobSchedulerとZabbixの連携を実現するOSS。JobSchedulerで実行したジョブの状態をZabbixで監視する機能やジョブの実行負荷状況にあわせて、適切にZabbixの監視閾値の設定変更を行う機能を備えている。
HyClops JobMonitoringは、Webサイトに公開されている。
(川原 龍人/びぎねっと)