オープンソース
「OpenBSD 5.6」リリース
OpenBSD Projectは11月1日(現地時間)、UNIX系OSであるOpenBSDの最新版、「OpenBSD 5.6」をリリースした。
「OpenBSD」は、安全性を最重要視したBSD系統のOSで、「デフォルトインストールで高セキュリティ」という方針の下で開発が続けられている。 OpenBSD Projectによると、「長年に渡って、デフォルトインストールでのリモートセキュリティホールは2つだけ」だという。対応プラットフォームは、 Alpha、armish、AMD64、i386、MIPS、PowerPC、SPARC、Zaurusなど、となっている。
「OpenBSD 5.6」では、同プロジェクトが主導でOpenSSLからフォークした「LibreSSL」がOpenSSLに代わって初めて採用されたほか、同プロジェクトの成果物であるSSHサーバ「OpenSSH 6.7」が搭載された。OpenSMTPDも新しい「5.4.3」が採用され、その他セキュリティの向上、インストーラの改善など、さまざまな改良が施されている。
「OpenBSD 5.6」はミラーサイトから自由に入手できるほか、CD-ROMセットも用意されており、OpenBSDプロジェクトのWebサイトから注文することができる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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リリースノート
OpenBSD Project(日本語)