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情報処理推進機構、ソフトウェア開発におけるプロジェクトの見える化を支援するツールを一般に公開

独立行政法人 情報処理推進機構は12月25日、ソフトウェア開発におけるプロジェクトのQCD(Quality:品質、Cost:価格、Delivery:納期)の見える化を支援するインターネットを介して利用者のプロジェクト診断を支援するツールを開発し、一般公開したと発表した。

このツールは、IPAソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)がベンダ企業から収集したプロジェクトデータを統計分析して作成したソフトウェア開発データ白書の統計情報を基に、利用者のプロジェクトの相対的な位置を統計図表上に表示するツール。本ツールにより、ユーザ・ベンダ間での目標設定、評価の定量的な把握や、プロジェクトの特徴、特性や立ち位置の確認ができ、定量的な視点から能力分析を行うことができる。具体的には、ツール利用者のプロジェクトの相対的な位置を、棒グラフ、円グラフ、散布図及び箱ひげ図の4種類でプロジェクトの特性や相対的な能力水準を評価できる。

ツールの利用は、IPA SECのWebサイトで利用者登録をするだけで、誰でも利用できる。

IPA SECは、今後も「プロジェクトQCDの見える化」を目指し、システムの価値向上と改善に取り組んでいくという。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
IPAソフトウェア・エンジニアリング・センター(IPA SEC)
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