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「Androidデバイスへの感染を試みるWindowsマルウェア」が出現、シマンテックが発表
シマンテックは1月24日、Androidへの感染を試みるWindowsマルウェア「Trojan.Droidpak」の出現について、Blogの記事で発表した。
Windowsシステムへの感染を試みるAndroidマルウェアについては以前にも発見されていたが、今回発見された「Trojan.Droidpak」は、その逆でWindows上の脅威がAndroidデバイスへの感染を試みる。感染の段階は、「Trojan.Droidpak」がトロイの木馬として動作する。Trojan.Droidpakは悪質なDLL(これも Trojan.Droidpak として検出される)を投下し、システムサービスとして登録する。このDLLがリモートサーバーから設定ファイルをダウンロードする。
次に、侵入先のコンピュータの以下の場所に悪質なAPKをダウンロードするために、設定ファイルを解析し、必要なツールをインストールする。その後、Androidデバイス接続時に、Androidデバイスへの感染を試みる。感染のためにはAndroidデバイスでUSBデバッグモードが有効になっている必要もある。
このAPKはAndroid.Fakebank.Bの亜種であり、Google App Storeという名前のアプリに偽装するという。
(川原 龍人/びぎねっと)
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