オープンソースジャパン（OSJ）は2月7日、企業による利用も可能な安定稼動を目的としたコミュニティによるLinuxディストリビューションの活用を支援するサポートサービス「OSJビルドクラシック for Linux」の販売開始を発表した。

このサービスは、CentOSなど、企業向けLinux互換を特長としたコミュニティ版Linuxディストリビューションの導入・運用・商用ディストリビューションからの移行を支援するもの。コミュニティによるLinuxは、サポートサービスが必要となった場合には、コミュニティの対応に頼らざるを得ない上、無償であることから、対応が確約されないなどの問題点がある。

今回の「OSJビルドクラシック for Linux」は、OSJがこれまでのSI事業で培ったノウハウをベースに、コミュニティによるエンタープライズ向けLinuxディストリビューションのサポートサービスを提供するもの。今回は、アップデートの提供が早いことなどから高い評価を受けている「CentOS」を対象に、活用支援・移行支援サービスを提供する。

「活用支援サービス」は、インストールや主要パッケージに関する、メールによる問合せ対応（10インシデント10万円、有効期間1年）。「移行支援サービス」は、CentOS互換の商用Linuxからの移行支援サービス（メールによるサポート、10インシデント10万円〜、有効期間1年、価格は個別見積） となっている。「OSJビルドクラシック for Linux」での売上の一部は、CentOS開発コミュニティに寄付される形でコミュニティに還元される。

(川原 龍人/びぎねっと)

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