オープンソース
「Scientific Linux 6.1」リリース
Fermi National Accelerator Laboratoryは7月28日(現地時間)、Linuxディストリビューションの最新版、「Scientific Linux 6.1」をリリースした。
Scientific Linuxは、Red Hat Enterprise LinuxのソースコードをリビルドしたものをベースにしたLinuxディストリビューション(Red Hatの商標に関する部分は取り除かれている)。Scientific Linux 6.1は、最新系列である「6.x系列」の最新リリースとなる。元となるRed Hat Enterprise Linux 6.1のリリース開始後3年間は、サポートが継続される予定。
Scientific Linuxは、高エネルギー物理学などの分野で利用されるパッケージが追加されており、高エネルギー物理学実験や原子核実験のプロジェクトでも採用されている。Scientific Linux 6.1では、Red Hat Enterprise Linux 6.1で追加された機能が加わったほか、「Edge of Space」と呼ばれるグラフィカルテーマが導入されている。
対応プラットフォームは、i386とx86_64。本バージョンでは、Live CD版も同時にリリースされている。Scientific Linux 6.1のISOイメージは、Webサイトから無償でダウンロード・入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)