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HDE、IPv6環境に対応したLinuxサーバ管理ツール「HDE Controller X」をリリース
HDEは4月14日、IPv6環境に対応したLinuxサーバ管理ツール「HDE Controller X」を5月16日より販売開始すると発表した。
「HDE Controller」は、Webやメール、DNS、メーリングリスト、アカウント管理などの各種サーバ管理に対応したWebベースのサーバ管理ツール。サービスやリソース、ログの監視、異常検知時メール通知/スクリプト実行、OSのアップデート機能なども搭載している。
現在の主要なインターネットプロトコルであるIPv4はグローバルアドレスの枯渇を目前に控えており、企業は、よりアドレス空間の広いIPv6へ移行する必要性に迫られている。この現状を踏まえ、新たにIPv6環境に対応した「HDE Controller X」をリリースする。
「HDE Controller X」はIPv4とIPv6のデュアルスタック環境に対応。Red Hatの最新OSであるRed Hat Enterprise Linux 6への対応も施されている。また、日本語だけではなく英語の操作画面も提供される。
今回リリースする製品は、
○「HDE Controller X PRO」:インターネットサーバの運用に必要な機能、LDAPサーバ、sambaサーバ、DHCPサーバ、WebDAVサーバなど、イントラネットで使用する機能にも対応している。拠点毎に設置するサーバや部門のファイルサーバ、プリントサーバなどの用途にも利用可能。
○「HDE Controller X LG」:PROの機能に加え、メールアドレスの付け替え機能など、自治体や官公庁での利用を想定した機能を追加したエディション。自治体LANと総合行政ネットワーク(LGWAN)サービスを結ぶゲートウェイサーバの構築および管理を容易にする。
標準価格は、「HDE Controller X PRO」が115,500円、「HDE Controller X LG」が152,250円(いずれも税込、1年サポート付)。
(川原 龍人/びぎねっと)
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