仮想化技術
シーゴシステムズ・ジャパン、アダプタ不要でI/O仮想化を実現するイーサネット対応の新製品を販売開始
シーゴシステムズ・ジャパンは9月15日、既存サーバのイーサネットポートへの直接接続によってI/O仮想化を実現できる新製品、「Xsigo VP560イーサネット」および「Xsigo VP780イーサネット」の販売を開始したと発表した。
I/O仮想化コントローラは、サーバのI/Oを集約し、I/Oリソースの仮想化を実現する専用のハードウェア。多数のサーバのI/Oを集約し仮想化することで、ネットワークやストレージ機器間接続の配線や運用管理を簡素化し、これらにまつわるシステム障害を低減するほか、I/Oの拡張にかかるコストを削減できるという。今回販売を開始する新製品の特徴は、高速通信用のアダプタを介すことなく、直接サーバにあるイーサネットポートに接続するだけで10ギガビット/秒もしくは1ギガビット/秒の通信が可能となるという点。このため、I/O仮想化に必要なアダプタ増設への新規投資が不要となり、数分で導入することが可能だという。さらに、従来は現場でのみ可能だった配線や接続変更の作業が、リモートで行えるようになるなど、運用効率化も図られている。
価格は、「Xsigo VP560イーサネット」は525万円から、「Xsigo VP780イーサネット」は675万円からとなっている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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