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日立製作所、世界初の小型指静脈認証装置を搭載したノートPC「FLORA Se210指静脈認証装置内蔵モデル」を発売
日立製作所は11月28日、指の静脈パターンを用いて個人認証を行う小型指静脈認証装置を搭載したノートPC「FLORA Se210指静脈認証装置内蔵モデル」を、12月1日から発売すると発表した。同社によると、指静脈認証装置を搭載したノートPCは世界初だという。
同社は、有力な生体技術として、指に光を透過させて指の静脈パターンを観察する生体認証技術「指静脈認証技術」の開発を進め、ATMや入退室管理などへの応用を実現してきた。また、PC使用時のログイン装置についても実績を持つ。今回の新製品は、同社の中央研究所が開発した「下方放射方式」の小型指静脈認証装置を、モバイルノート型セキュリティPCへ搭載したもの。「FLORA Se210指静脈認証装置内蔵モデル」では、小型指静脈認証装置を「内蔵型」とすることによって、第三者のなりすましを防止する高いセキュリティレベルと、簡単に持ち運べる高い携行性を同時に実現した。
静脈パターンはPC内ではなく、専用USBデバイス「KeyMobile」に格納しておく。PCを起動するには、ユーザーの指静脈パターンを格納したKeyMobileを接続し、その上で指の静脈パターンを読み取らせる必要がある。
価格は19万4250円(税込)。OSはWindows XP Embeddedで、Celeron/600MHz、256MバイトDDR2 SDRAM、12.1インチ液晶ディスプレイなどを搭載する。重量は約1.27kgと、持ち運びが容易な重量になっている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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