オープンソース

「Wine 5.0.0」リリース

Wine HQは1月21日(現地時間)、x86アーキテクチャ上のLinuxなどでWindows向けアプリケーションを動作させるソフトウェア、「Wine 5.0.0」をリリースした。

Wineは「Wine Is Not an Emulator」の略称であり、その名の通りエミュレータを動作させるのではなく、Windowsアプリケーションをネイティブ動作させるソフトウェア。X Window Systemを利用して、Windows向けのGUIアプリケーションを動作させることができる。

「Wine 5.0.0」では、グラフィックスAPI「Vulkan 1.1」がサポートされたほか、マルチモニター環境への対応、PEフォーマットのモジュール構築のサポートなどの新機能が利用できるようになっている。そのほか、7400件以上の修正が施されている。

「Wine 5.0.0」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
リリースアナウンス