ミラクル・リナックスは7月29日、複数のLinux OSに対応したインシデント（回数）単位での技術サポート「Linuxインシデントサポート」を、8月4日より提供開始すると発表した。

「Linuxインシデントサポート」は、同社製品である「MIRACLE LINUX」のほか、「CentOS」およびレッドハットの「Red Hat Enterprise Linux」が対象となっている。サポート回数は1回、3回、10回のいずれかを選択することができる。

このインシデントサポートは、CentOSの急速な普及に伴い、商用Linux OSとの混在環境で利用するケースが増加しているという状況を受けたもの。同サポートでは、Red Hat Enterprise Linux 2.1など、現在は提供されていない古いバージョンもサポート対象となる。また、インシデント単位でのサポート提供により、問い合わせ回数が無制限の年間契約までは必要としないユーザや、大量のLinuxサーバを管理しているユーザが、より気軽に技術サポートを受けることが可能となる。

ミラクル・リナックスは、同サービスの一環として、日本IBMの協力のもと、IBMのx86サーバ「IBM System x」およびブレードサーバ「IBM BladeCenter」上でのCentOSの動作検証を、日本IBMの検証施設「Linux Center of Competency」を活用して実施する。検証項目は、インストールテスト、動作テスト、負荷テストなど、MIRACLE LINUXにおける動作検証項目と共通。検証結果については、ミラクル・リナックスのWebサイトにて随時公開していく予定。

価格は、1インシデントが10万円、3インシデントが20万円、10インシデントが50万円（いずれも税別）。

(川原 龍人/びぎねっと)

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