セキュリティ

情報処理推進機構、「情報処理システム高信頼化教訓作成ガイドブック」2編を公開

情報処理推進機構ソフトウェア高信頼化センターは2月29日、「情報処理システム高信頼化教訓作成ガイドブック(ITサービス編)」及び 「情報処理システム高信頼化教訓活用ガイドブック(ITサービス編)」を公開した。

これらの冊子は、システム障害による経済損失などの影響を最小化するべく、自社内で発生したシステム障害事例や再発防止策などを「教訓」として「作成」し、それらを企業間や業界内でも共有・活用可能とするためのガイドブック。本ガイドブックを通じて、企業間・業界全体でシステム障害を未然に防止するための情報共有体制や枠組み構築の促進を目的としている。

「情報処理システム高信頼化教訓 作成ガイドブック(ITサービス編)」は、自社内で発生したシステム障害事例の原因分析や再発防止策などを教訓として作成するための手法を解説している。一方、「情報処理システム高信頼化教訓 活用ガイドブック(ITサービス編)」は、自社で作成した教訓のほか、IPA/SECや他社などの第三者が提供する教訓を自社内で活用するための手法を解説している。

IPA/SECでは、既に「教訓集」の活用実績がある鉄道、電力、通信などの業界や一部の自治体をはじめ、それ以外の企業や自治体に対しても本ガイドブックの利用を推奨し、セミナーなどを通じて普及を進めていく予定だという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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