オープンソース

「Wine 1.9.0」リリース

Wine HQは2015年12月25日(現地時間)、x86アーキテクチャ上のLinuxなどでWindows向けアプリケーションを動作させるソフトウェア、「Wine 1.9.0」をリリースした。「Development」(開発版)の新しいブランチとなり、「Wine 1.10」に向けたリリースとなる。

Wineは「Wine Is Not an Emulator」の略称であり、その名の通りエミュレータを動作させるのではなく、Windowsアプリケーションをネイティブ動作させるソフトウェア。X Window Systemを利用して、Windows向けのGUIアプリケーションを動作させることができる。

「Wine 1.9.0」は、「Wine 1.8.0」をベースとしており、「WSA Poll」の実装、x11への対応強化、その他いくつかの機能付加・改善、バグフィクスなどが施されている。

Wine 1.9.0は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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