ソフトイーサは6月14日、NTT東日本のフレッツ回線でVPNを簡単に構築できるサービス「OPEN IPv6 ダイナミック DNS for フレッツ・光ネクスト」サービス のベータ版を提供開始した。

このサービスを利用すると、NTT東日本のすべてのフレッツ回線上で、高速かつ低遅延な VPNを簡単に構築できる。また、IoT機器をフレッツ網に直接接続して、遠隔制御することも可能。本サービスでは、すべてのVPN装置やIoT 機器に固有のDDNS ホスト名を割り当て、IPv6アドレスをダイナミックに更新することができる。利用にあたって、フレッツの ISP契約やPPPoE 接続、NTT 東日本への申込みは不要で、PPPoEのセッションを消費せず利用できる。また、多数の機器やホストを、1 本のフレッツ回線から「スイッチング HUB」で分岐することもできる。

本サービスの最大の特徴は、NTT 東日本のフレッツ網内に閉じた通信を実現することができる点にあるという。NTT 東日本のフレッツ網は、PPPoE や IPoE 契約により ISP 接続を行わない限り、インターネットから確実に遮断されているため、今回のサービスを利用している限りにおいては不正侵入される恐れがないという。

本サービスは、NTT 東日本のフレッツ回線だけではなく、「ドコモ光」などのフレッツ・コラボ制度を利用した他事業者の回線や、NTT 西日本のフレッツ回線、au ひかり one、NURO 光回線、その他の IPv6 インターネット回線などからでも利用できる。

同サービスは無償で提供される。また、今後正式版を開始する場合も、無償提供を継続するとしている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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