オープンソース
脆弱性を修正したマルチメディアライブラリ「FFmpeg 2.8.5/2.7.5/2.6.7/2.5.10」リリース
FFmpeg.orgは1月16日(現地時間)、マルチメディアライブラリ「FFmpeg 2.8.5/2.7.5/2.6.7/2.5.10」をリリースした。
「FFmpeg」は、音声・動画のエンコードおよびデコード、フォーマット変換、ストリーミング配信などの機能を持つライブラリ。ライブラリの他、ストリーミングサーバffserver、プレーヤーffplayなどのツールが同梱されている。
今回リリースされた「FFmpeg 2.8.5/2.7.5/2.6.7/2.5.10」では、不正なデータを読み込んだ際に、ローカルのデータが意図せずリモートのサーバに送信されてしまう脆弱性が修正されている。危険な脆弱性であるため、ユーザはアップデートが強く推奨される。なお、リモートからの不正操作の危険はない。
FFmpegは、GPLおよびLGPLの下で公開されている、オープンソースのライブラリ。ソースコード、rpmパッケージ、Windows向けパッケージなどが用意されており、Webサイトから無償でダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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