サーバー/ネットワーク
サイオス、クラスタソフト「LifeKeeper for Linux ver. 9」を発表
サイオステクノロジーは9月1日、Linux向けクラスタソフトウェア「LifeKeeper for Linux ver. 9」を発表した。
今回のリリースでは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)において、地理的に離れた領域を表すリージョンを跨いだクラスター構成が可能になる。1つのリージョン全体が影響を受けるような大規模障害が発生した場合でも、完全に独立した別のリージョンに切り替えることができ、システムのダウンタイムを最小限に抑えられ、サービスを継続することができるようになる。また、近年注目されている「DevOps/Infrastructure as Code」に対応し、サーバ環境を構築する際のスピードアップを実現し、同じ構成のサーバを短時間で複製することが可能になる。また、多くのインフラ構築・運用を行うエンジニアの利便性と作業効率向上のため、コマンドライン関連の機能強化を行った。
さらに、LifeKeeperの動作環境としてVMware vSphere 6に対応したことにより、vSphereの各種機能とLifeKeeperの連携や共存が可能になり、アプリケーションを含めたトータルなシステムとして、高い可用性を実現するという。
今回のリリースに伴って製品体系も刷新され、新たに「LifeKeeper for Linux v9 Standard」と「同 Advanced」、「SIOS Protection Suite Linux v9」、仮想化専用の「LifeKeeper for Linux v9 VM Duo」、「SIOS Protection Suite Linux V9 VM Duo」が追加された。保守メニューも、「新規1年」「新規3年」のみだった従来のラインアップを改め、「新規2年」「新規4年」「新規5年」「更新3年」を新しく販売する。
(川原 龍人/びぎねっと)