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クラムワークス、軽量Linuxを搭載したUSBメモリ「BOOTPLUG-P2」を発売、約10秒でシステムを起動可能
クラムワークスは6月12日、軽量Linuxを搭載したUSBメモリ「BOOTPLUG-P2」の発売開始を発表した。
同製品は、Linuxを搭載したUSBメモリで、USBポートに挿入してPCを起動するだけでLinuxクライアントが起動する。従来製品では起動時間が約20秒であったが、本製品ではOSの機能を絞りこみクライアントOSに特化したため、約10秒でOSを起動することができる。
同製品には、Linux OS、アプリケーション、データ保存領域の全てが搭載されているため、HDDを利用せず、またWindows環境も使わずに利用できるため、本製品を使用する際に、HDDの消去やファイルのインストールは必要ない。また、HDD上のOSには影響を与えないので、外出先のPCなどでも利用できる。ユーザ領域はAESにより暗号化されるため、キーワードを設定しておけば、他人がユーザ領域を見る事はできない。
ネットワーク接続は有線LAN、無線LAN、PPP (データ通信) の全てに対応。 VPN (PPTPまたはIPsec) を利用すれば外出先から社内LANへの接続も可能。 RDP (リモートデスクトップ) や Citrix ICAに対応しており、シンクライアントとしても利用できる。
総容量 は約2GB(ユーザ領域は約1.7GB)、搭載OSはLinux kernel 2.4ベースの独自OS。搭載アプリケーションはWebブラウザ、 メーラー、 PDFビューア、リモートデスクトップクライアント、OpenOffice.org 2.0、 メモ帳など。外形寸法は43mm×18mm×8mm、重量は約8g。価格は12,600円 (税込)。
(川原 龍人/びぎねっと)