ASUSは6月5日、IEEE802.11acに対応する無線LAN子機「EA-AC87」を日本において発売開始した。

同製品は、テレビの無線LAN接続機能や、ゲーム機の無線LAN接続が遅い・途切れるなど不安定な場合に適した高感度無線LAN子機。高感度かつ高速接続が可能となっており、家電が内蔵する多くの無線LAN機能よりも高速かつ安定した無線LAN接続を行うことができる。設置は、テレビやゲーム機をLANケーブルでEA-AC87に接続し、EA-AC87を既存の無線LAN環境に接続すればよく、簡単に設置できる。LANポートを5つ搭載しており、5台まで機器を接続できる。

同製品は最新規格のIEEE802.11acに対応しており、送受信アンテナを4本搭載することで最大1,734Mbpsの高速な転送速度を実現している。規格上の転送速度では有線LANのGigabit Ethernetを超えており、実効速度においてもGigabit Ethernet並のネットワークアクセスが行える。また、同機には親機モードを搭載しており、無線LAN親機（無線LANアクセスポイント）としても使用できる。たとえば、IEEE802.11n/a/g/bに対応する無線LANルーターのLANポートに本製品を接続すれば、それまでの環境を変えることなく既存の環境に新たにIEEE802.11acに対応する無線LAN環境を追加できる。また、同時に複数の機器と通信できる「MU-MIMO技術」にも対応している。

価格はオープン。

(川原 龍人/びぎねっと)

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