仮想化技術
オレガとニフティ、クラウドファイルサーバ業務で提携
オレガは5月12日、同社のストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」のクラウドパートナーとして、ニフティとパートナー契約を締結し、クラウドサービス「ニフティクラウド」と「VVAULT」を組み合わせたソリューションを販売開始すると発表した。
「VVAULT」は、Windowsで認識できるすべてのストレージを仮想統合し、実質的に無限の容量を備えた仮想ドライブを容易に構築できるストレージ仮想化ソフトウェア。パブリッククラウド上での稼働に正式対応するほか、クラウドストレージを含む異種混在ストレージ環境を階層管理するティアリング機能を備えており、ニフティのクラウドストレージサービス「ニフティクラウドストレージ」にも接続対応している。
これまでオレガでは「ニフティクラウド」のリセラーとして、「ニフティクラウド」と「VVAULT」を組み合わせたクラウドサービスを顧客企業に提供していたが、今回の提携により、「ニフティクラウド」上のサービスとしても「VVAULT」が提供されることとになる。具体的には、オレガがニフティ向けに「VVAULT」のOEMライセンスを設定すると同時に、「ニフティクラウド」上のVM設定作業やインストール作業、オンプレミス環境からのデータ移行サービスなどを合わせて提供し、ニフティがエンドユーザーやパートナー企業に対して販売する。また、エンドユーザからの問い合わせやサポート業務についても、相互に窓口を設けた上で両社が連携して対応する。
サービスの提供開始は6月初旬の予定。
(川原 龍人/びぎねっと)