仮想化技術

伊藤忠テクノソリューションズ、さいたま市職員が利用する庁内ポータルを構築

伊藤忠テクノソリューションズは2月18日、さいたま市の全職員(約9,000名)が利用する庁内ポータル「さいたま市コラボレーションシステム(S-net)」の構築を、仮想化技術を応用した基盤に基づいて行ったと発表した。

さいたま市は、行財政改革の一環として情報システムによる費用対効果の向上に取り組んでいる。新たに構築されたS-netは、さいたま市の全職員が利用する庁内ポータルのシステムで、メール、グループウェア、職員ポータルから構成されている。同社は、以前のS-netがシステム更改時期を迎えたため、操作性の改善、システム間連携の強化の実施、個別カスタマイズを行わないパッケージソフトによる業務運用などのシステム構築を実施した。

今回の仮想基盤は、ネットアップのストレージとシスコシステムズのサーバ製品による仮想基盤向け共同ソリューション「FlexPod」で構築されている。仮想化ソフトウェアはVMWare製品を採用しており、仮想化によってサーバ台数が更改前と比べ約6割削減されたという。

伊藤忠テクノソリューションズは、今後も自治体向けの庁内ポータルソリューションを提供していくほか、FlexPod Premium Partnerとして、仮想環境の構築を検討しているユーザに対し、FlexPodの導入を支援する。

(川原 龍人/びぎねっと)

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