仮想化技術
ネットワンシステムズ、愛知県のプライベートクラウド基盤・遠隔バックアップシステムを構築
ネットワンシステムズは1月10日、愛知県のプライベートクラウド基盤と遠隔バックアップシステムを構築したと発表した。この環境は2013年10月から稼働しているという。
愛知県は、最初に大型汎用機で稼働している12個の業務システムを本基盤へと移行し、その後、個別のサーバで稼働している業務システムも本基盤へ順次移行する予定。業務システムのデータは、愛知県外の異なる電力会社管轄の地区へバックアップし、汎用機を廃止する方針。これによりコスト削減・ベンダーロックインの排除を図り、東南海地震に備えた事業継続・災害対策も実現するという。
仮想基盤にはVMware、Cisco、EMCの製品を組み合わせることで、物理サーバと仮想サーバ双方を一括設定可能とし、障害発生時も即時復旧可能になった。また、遠隔地へのバックアップについて、重複排除機能によってネットワーク負荷を軽減した。また、Hinemosなどを活用することで、物理環境と仮想環境双方の状態監視・ジョブ管理・ログ管理・バックアップ管理などを一括管理し、自動運用化することによって、運用管理負荷を低減した。
(川原 龍人/びぎねっと)
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