オープンソース

「Fedora 19」リリース

The Fedora Projectは7月2日(現地時間)、Linuxディストリビューション「Fedora 19」(コードネームSchrodinger’s Cat)を正式リリースした。

Fedora 19では、カーネルにLinux 3.9を搭載。また、デスクトップ環境にはCinnamon、GNOME 3.8、KDE 4.10、Xfceのほか、MATE 1.6も採用されている。

Fedora 19の変更点としては、MySQLに代わってMariaDBが採用されたほか、新しいVoIP、ファイアウォールの強化など、ネットワーク周りが強化されている。また、最新の PHP 5.5スタックも追加され、可用性も向上している。

また、ブート時に利用されるinitramfsを、環境に合わせて作成し、ブートに利用するという新機軸が取り入れられた。これによって、OSの起動が高速化された。ただし、ハードウェアの構成を変更すると、initramfsのリビルドが必要になるケースがあるという。

対応アーキテクチャはx86とx86_64。Fedora 19のインストールメディアISOイメージは、Webサイトから無償で入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
リリースノート(日本語訳)