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レッドハット、メッセージング機能・リアルタイム機能・グリッド構築機能を付加した「Red Hat Enterprise MRG 2.3」を発表
レッドハットは3月6日(現地時間)、Red Hat Enterprise Linuxにメッセージング機能・リアルタイム機能・グリッド構築機能を搭載したディストリビューション、「Red Hat Enterprise MRG 2.3」を発表した。
「MRG」は、Messaging、Realtime、Gridを意味し、金融や軍事などレイテンシに厳しい分野に向けたディストリビューションとなっている。同ディストリビューションは、メッセージ処理プロトコルAMQP(Advanced Messaging Queuing Protocol)をサポートしているほか、応答時間をある閾値以内に収めるリアルタイム機能、クラスタを構成し、組織内のデスクトップワークステーションのCPU空き時間を活用するグリッド機能が付加されている。
「Red Hat Enterprise MRG 2.3」では、カーネルに「Linux 3.6」が採用され、サポートしているハードウェアの拡大、マイクロ秒単位の低レイテンシを実現しているという。また、技術プレビュー版の「PTP(Precise Time Protocol)もサポートしており、従来のNTPよりも高い精度のTime Protocolを提供できるという。
(川原 龍人/びぎねっと)
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