セキュリティ
米McAfee、トロイの木馬「Citadel」への警戒を呼びかけ、日本が標的になる可能性
米McAfeeは1月31日、トロイの木馬「Citadel」の感染状況報告および警戒の呼びかけをBlogに掲載した。
同記事の中でMcAfeeは、「Citadel」と呼ばれるトロイの木馬を使ったサイバー攻撃がポーランド、日本、デンマーク、スウェーデン、オランダ、チェコ、スペイン、スイス、エストニアで確認された。特にポーランドでは官公庁など公的機関などへの攻撃活動が認められている。
Citadelは、オンランバンキングなどの利用者を標的にしたマルウェアで、2012年10月頃から一部の国の官公庁を狙う攻撃で悪用されるケースが増加したという。ポーランドでの悪用では、ポーランドの市や町のドメインを一覧としたリストが見つかっており、自治体を踏み台して政府機関への攻撃を行なった疑いがあるという。
同社はブログ記事の中で、次は日本が標的になる可能性に言及しており、その可能性は高いとしている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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