エクサは11月5日、日本IBMのLinux専用サーバ「IBM PowerLinux」とOSSの検索エンジンによる、高速で低価格な検索ソリューションの提供を開始すると発表した。

当ソリューションは、商用の検索エンジンや従来の仮想化ソリューションでは難しかった検索システムの大規模化、ハイスピード化、高拡張性を併せ持った検索ソリューション。

近年増加し続ける一方の検索対象を支える検索システムにおいては、コストやパフォーマンスの維持が問題となっている。今回発表されたソリューションは、オープンソースの検索エンジン「Apache Solr」を「IBM PowerLinux」と仮想化機能「PowerVM for PowerLinux」上で稼働させることで、商用の検索ソフトよりコストを抑えつつ、大規模環境における最小限のサーバ資源で、大容量データの高速な検索を実現した。

エクサは、ソリューション導入のための基本的なサービスをパッケージした「Solr on PowerLinux 仮想化スタートパック」を販売する。このパックは、Apache SolrとIBM PowerLinuxを組み合わせたもので、事前にベンチマークやサイジングを済ませてあり、初めて検索システムを導入するユーザでも容易に利用できるパッケージとなっている。このパッケージの価格は650万円から。

(川原 龍人/びぎねっと)

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