オープンソース
テンアートニ、「SELinux」および「LIDS」のコンサルティング・導入サービスを開始
テンアートニは、オープンソースのセキュアOSモジュール、「SELinux (Security-Enhanced Linux 」及び「 LIDS (Linux Intrusion Detection System) 」に関するコンサルティングと導入サポートサービスの提供を開始する。LIDSに関するコンサルティングは、国内業界で初となる。
本年4月に施行された個人情報保護法に伴って、社外・社内を問わず、サーバから情報が漏れないよう対策を施すことが重要になっている。 経済産業省から発行されたガイドラインにも、特権ユーザに対するアクセス制御については、セキュアOSの利用が考えられると提言されるなど、今後はサーバOSにセキュアOSモジュールを導入することが、企業インフラの優先課題となると考えられる。
Linux カーネル2.6で採用されたSELinuxは、Red Hat Enterprise Linux 4など、いくつかのLinux ディストリビューションのサポート対象となったため、安価にセキュアOS環境を構築することが可能となり、今後一層の採用が期待される。
一方、LIDSは設定や管理が簡単でありながら、通常のLinuxより強力なアクセス制御を施すことができるLinux用セキュアOSモジュール。これまでサポートサービスを提供する企業が無かったため、導入が遅れていた。
そこで、テンアートニは「SELinux」と「LIDS」において、各種サービスメニューを用意し、セキュアOS導入のサポートを行う。特に「LIDS」については、業界で初めてサービスの提供を開始することになるため、複数の選択肢を用意することで、顧客のニーズを把握し、最適なサービスを提案する。
サービス内容は、導入コンサルテーション・サービス、各種ポリシーのカスタマイズ・サービス、オンサイト導入サービス、導入後の運用保守サービス、システム・インテグレータへのセキュアOS導入時のバックサポートとなっている。
提供開始日は2005年7月1日。
(川原 龍人/びぎねっと)
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日本SELinuxユーザ会