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レッドハット、UNIX互換環境のアプリケーションをLinuxに移植するスキルを学ぶトレーニングを開催

レッドハットは、UNIX互換環境で動作しているアプリケーションを、Linuxプラットフォームに移植する技術や、Linuxで動作する新規アプリケーション開発の知識を習得できるトレーニングコースを開催する。トレーニングは、東京・六本木のレッドハット社内にあるトレーニングルームで行う。開催スケジュールは、2005年6月20日〜23日と8月22日〜25日の2回。

受講対象者としては、Linux、Sun Solaris、SGI IRIX、HP-UXなどのUNIX互換環境に慣れていて、かつC言語によるアプリケーション開発の経験を持つ技術者を想定している。 レッドハットは、このトレーニングによって、エンタープライズ向けLinuxシステムに対するニーズに対応する。

研修コース名は、「RHD256 Red Hat Linuxアプリケーションの開発と移植」で、受講料金は315,000円(税込)。

履修項目は、オープンソースの活用、法律とGNU、コマンドラインシェル、GNUコンパイラコレクション、make、ライブラリの活用、AUTOTOOLS、配布用ソフトウェアパッケージの作成、GCOV、GPROF、OBJDUMP、統合開発環境、実行中プロセスのスタックの表示、メモリリークへの対処、パイプとFIFO、MMAP(2)の特別な機能、LinuxのSIGNAL(2)のリアルタイム機能、Linux環境におけるPOSIXスレッド、Linuxの非同期I/Oの実装、pam、/PROCファイルシステムの使用方法、init(8)とシステムサービス、バージョン管理システム、ビッグエンディアンとリトルエンディアンの対比。

(川原 龍人/びぎねっと)

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ニュースリリース
トレーニングコース RHD256 Red Hat Linuxアプリケーションの開発と移植