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USB 3.0 Promoter Group、USBの給電能力を大幅に引きあげる新規格の策定を開始
USB 3.0 Promoter Groupは8月9日(現地時間)、USBの給電能力を大幅に引きあげる新しい規格の策定開始を発表した。
USBを介した給電は、USB 2.0で最大5V・500mA(2.5W)、USB 3.0では5V・900mA(4.5W)が供給できる。今回の発表では、電圧・電流の両方を引き上げ、最大100Wの給電を可能にすることを提案している。
新規格では携帯電話の充電のみならず、ノートPCなどもUSBで給電・充電できるようになる見込み。また、通信と並行して給電できるため、1本のUSBケーブルを利用してノートPCに給電をしながら通信も行えるようになるという。
また、現在のUSB規格では、データピンを短絡させたケーブルが給電専用ケーブルとして利用されているが、新規格では給電のネゴシエーションに電源ピンを利用するようになる構想だ。現行のUSB 2.0/3.0、USB Battery Charing規格とも共存する規格となるという。早ければ本年中のQ4インダストリーレビューを受け、正式規格として採用されることを目指す。
(川原 龍人/びぎねっと)
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