オープンソース

Linux上でWindowsアプリケーションを動作させるソフトウェア「Wine 1.3.0(Development)」リリース

Wine HQは7月30日(現地時間)、x86アーキテクチャ上のLinuxなどでWindows向けアプリケーションを動作させるソフトウェアWineの最新版、「Wine 1.3.0」をリリースした。「Development」リリースであり、「Stable」リリースではない。

Wineは「Wine Is Not an Emulator」の略称であり、その名の通りエミュレータを動作させるのではなく、Windowsアプリケーションをネイティブ動作させるソフトウェア。X Window Systemを利用して、Windows向けのGUIアプリケーションを動作させることができる。

Wine 1.3.0は、「Wine 1.3」系列の最初のリリース。Developmentリリースという位置づけになっている。「Wine 1.3.0」では、Internet Explorerでビルドインするためのユーザインターフェイスを導入したほか、OLEドラッグアンドドロップをサポートするなど、いくつかの修正が施されている。Wine はGPLライセンスの下で公開されており、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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