オープンソース

Ubuntuに特権昇格の恐れがある複数の脆弱性、アップデートリリース

Wiz.ioは7月26日(現地時間)、UbuntuにおいてOverlayFSモジュールに2件の脆弱性があるとして注意喚起を発表した。

「OverlayFS」はファイルシステムの一種で、事前に構築されたイメージによるFSのデプロイが可能になるなどの特色を備えている。今回発見された「OverlayFSモジュール」に存在する2件の脆弱性は、いずれも特権昇格の恐れがあるもの(CVE-2023-32629、CVE-2023-2640)。なお、いずれの脆弱性も、UbuntuのOverlayFSモジュールに対する個別変更に依る脆弱性となっており、Ubuntuユーザの多くが影響を受ける可能性があるという。

Canonicalからカーネルに対するアップデートが提供されている。Ubuntuユーザはセキュリティアップデートを施すことが強く推奨される。

(川原 龍人/びぎねっと)

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