オープンソース
レッドハット、企業向け「Red Hat Enterprise Linux 5.5」を提供開始
レッドハットは3月31日、企業向けLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux 5.5」を提供開始した。
「Red Hat Enterprise Linux 5.5」では、最新プロセッサとしてIntel Nehalem EX、AMD Opteron 6000 Series、IBM Power 7などをサポート。最新プロセッサを搭載したサーバがもたらす性能を享受できる。また、仮想マシンの共通API「libvirt」がサポートするゲスト数を256以上に拡張しスケーラビリティを向上するとともに、SR-IOVによる10Gbitのネットワークカードのサポートを追加し、大規模な仮想化環境への対応を強化した。これらの拡張により、以前より多くの仮想マシンを、少ないサーバで実行することが可能になった。また、Sambaのアップデートにより、Microsoft Windows 7の相互運用性を向上、クロスプラットフォームでのファイルシステムの管理が簡素化される。
その他、インストーラのバグフィクス、KVMを通じた仮想化機能の向上、デバイスドライバのアップデートなどが施されている。
(川原 龍人/びぎねっと)