オープンソース

「Cygwin 3.4」リリース

Cygwinの最新版、「Cygwin 3.4」が12月4日(現地時間)リリースされた。Cygwin 3.4系列の最初のリリースとなる。

Cygwinは、Windows上で動作する、UNIXライクな環境を提供するソフトウェア。ランタイムライブラリCygwin1.dllが中心となっており、このDLLとツールコレクションから構成される。Cygwinを利用すれば、Windows上でUNIX互換のシェルやソフトウェア、ライブラリが利用できるようになる。

「Cygwin 3.4」はメジャーアップデートリリースとなっており、多数の機能強化・変更が施されている。Windows Vista/Server 2008のサポートが打ち切りとなったほか、32bit版WindowsとWOW64もサポートが終了した。また、ASLRが完全に有効化されたほか、初期設定で「Cygwin DLL」が適用されるようになった。

「Cygwin 3.4」はGPLライセンス下で配布されており、公式サイトから無償でダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
リリースアナウンス(MLへの投稿)