オープンソース
「Ubuntu 20.04(Focal Fossa)」、LTSとしてリリース
Ubuntu Teamは4月23日(現地時間)、LinuxディストリビューションUbuntuの最新版、「Ubuntu 20.04 “Focal Fossa”」をリリースした。
Ubuntuは、Debian GNU/Linuxをベースとしたディストリビューション。Ubuntu Teamは6ヶ月ごとの新バージョンリリースを宣言しており、今回のリリースも前回の「19.10」から半年ぶりのリリースとなる。Ubuntuの特徴としては、「初心者でも使いやすいディストリビューション」を目指していることが挙げられる。なお、今回の「Ubuntu 20.04(Focal Fossa)」はLTSとしてリリースされており、DesktopとServerでは5年間のサポートが提供される。
「Ubuntu 20.04」は、カーネルにLinux 5.4が採用され、ファイルシステムexFATがサポートされた。また、新しいVPNである「WireGuard」もサポートされている。デスクトップ環境としては「GNOME 3.36」が採用されている。また、Ubuntu 20.04 Server版ではインストーラーでcloud-configの設定に基づいた自動インストール機能が利用できるようになった。その他にもPythonは「Python 3系」がデフォルトとなるなど、さまざまな機能強化が施され、不具合の修正も施されている。
「Ubuntu 20.04」は、デスクトップ向け「Ubuntu」、サーバ向け「Ubuntu Server」のほか、Xubuntuなどの派生ディストリビューションが公開されている。Ubuntuのインストールイメージは、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。
(川原 龍人/びぎねっと)