リモートワーク
Zoomがセキュリティ修正、意図しないデータセンターを経由してしまう問題などを修正
Zoom Video Communicationsは4月13日(現地時間)、ビデオ会議アプリケーション「Zoom」のセキュリティ修正について発表した。
Zoomは、これまでアメリカからの利用者の接続が、本来接続する理由のない中国のデータセンターを経由してしまうなどのセキュリティ上の問題を持っていた。Zoom Video Communicationsによると、現在、Zoomのデータセンターはアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、インド、オーストラリア、中国、ラテンアメリカ、日本、香港のリージョンに分かれて設置されている。リージョンは、それぞれのアカウントの地域に応じて自動設定されるが、4月3日に中国にあるHTTPSトンネリングサーバを削除したため、現時点では中国以外の無償ユーザのデータが中国を経由することはなくなったという。
また、Zoomの有料プランを利用すると、4月18日(現地時間)よりZoomのデータが経由するデータセンターリージョンが指定できるようになるという。これにより、Zoomの有料プランを利用しているユーザは、Zoom会議のデータが経由するデータセンターから、特定のリージョンのデータセンターをオプトイン・オプトアウトできるようになる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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