レッドハットは9月9日、企業向けLinux管理ソリューションの最新版「Red Hat Network Satellite 5.3」を提供開始すると発表した。

Red Hat Network Satelliteは、Red Hat Enterprise Linuxシステムのソフトウェアのアップデート作業や構成管理、導入作業、監視などを効率化するシステム管理ソリューション。大規模なサーバシステム運用に適している。

「Red Hat Network Satellite 5.3」は、オープンソースのシステム管理ソリューションのプロジェクト「Spacewalk」の成果を取り込んでおり、物理サーバと仮想サーバの両方を管理することができる。 主な新機能は、オープンソースのシステム導入ソリューション「Cobbler」の統合、大規模な環境の柔軟な管理、仮想化環境の管理と自動化機能の拡張など。

同製品は、Red Hat Enterprise Linux同様に、ライセンスは無償で、テクニカルサポートなどの提供を含む、1年間のサブスクリプションとして提供される。価格は、管理対象ノードが無制限の「Red Hat Network Satellite」が管理サーバ1台あたり年間130万円から、管理対象ノードが50台までのエントリー版「Red Hat Network Satellite　Starter Pack」が管理サーバ1台あたり年間65万円から。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
ニュースリリース
リリースノート（英語）