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Preferred Networks、深層学習の研究開発基盤をPyTorchに移行、Chainerはメンテナンスフェイズへ
Preferred Networks(PFN)は12月5日、研究開発の基盤技術である深層学習フレームワークを、同社開発のChainerからPyTorchに移行すると発表した。また同時に、PyTorchの開発コミュニティと連携し、PyTorchの開発に参加することも発表した。
PFNが開発・提供するChainerは、2015年6月にオープンソース化されて以来、PFNの研究開発を支える基盤技術として利用されてきた
しかし近年、深層学習フレームワークが成熟したことで、深層学習フレームワークの差異による差別化競争を継続するよりも、深層学習技術のさらなる進化に向け、ユーザが選ぶ深層学習フレームワークにおいてコミュニティを継続的に発展させ、健全なエコシステムを築いていくことが重要と判断した。この判断に基づき、PFNは深層学習の研究開発基盤をChainerの開発思想に最も近い「PyTorch」に移行するという。
これに伴い、Chainerは同日公開されたメジャーバージョンアップとなる「Chainer 7」をもってメンテナンスフェーズに移行する。Chainerユーザ向けには、PyTorchへの移行を支援するドキュメントおよびライブラリが提供される。
(川原 龍人/びぎねっと)
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