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NVIDIA、5G対応のエッジ向けサーバシリーズ「EGX Edge Supercomputing Platform」を発表

 NVIDIAは10月21日、5G対応のエッジコンピューティングサーバ製品群「EGX Edge Supercomputing Platform」を発表した。

 「エッジコンピューティング」は、実際のフィールドに近いところに置かれるサーバ群の総称。スマートフォンや自動車など、ユーザが持つエッジ端末に近いところに置かれるサーバを利用して提供される分散型コンピューティング環境を意味する。5Gでは、その特徴である広帯域、超低遅延という特徴を実現するため、SDN(Software Defined Network)という、汎用サーバ+NFV(Network Function Virtulization)ソフトウェアという組み合わせで実現することが考えられている。

 「EGX Edge Supercomputing Platform」は、以上の考え方の実現を目指して構築されるサーバ製品群となる。Jetson NanoのようなARM CPU+NVIDIA GPUという組み合わせのSoCを搭載した小さなコンピューティングボードから、2ソケットのx86プロセッサ+NVIDIA T4 GPUの組み合わせまで、さまざまなレベルのラインナップが用意される。5G向けのvRANを実現するソフトウェア環境「Aerial」が提供され、日本においてもKDDIやソフトバンクなどが採用する見通しとなっている。

 NVIDIAは、MicrosoftやRedHatなどのベンダーとの協業を明らかにしており、これらの協業を通してシェアの拡大を狙う構え。

(川原 龍人/びぎねっと)

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