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Samba 2.2ではじめるWindowsファイルサーバー入門

ページ1  はじめに/Sambaって何?/準備/SWATを使ってみよう
ページ2  自分のホームディレクトリに接続しよう/共有ディレクトリを作成しよう
ページ3  プリンタを共有しよう

プリンタを共有しよう

Sambaを使えば、サーバーマシンに接続されたプリンタを、Windowsクライアントからネットワーク経由で利用することが出来ます。

手順は以下の通りです。

プリンタの接続
Linuxの設定
作業用ディレクトリの作成
Sambaの再起動
Windowsクライアントでの設定
プリンタの接続

まずはプリンタをサーバーに接続しましょう。最近のプリンタはUSB接続のものが多数出回っていますが、LinuxでUSBを利用するのは難しいので、プリンタ購入時にはパラレル接続が可能なプリンタを選びましょう。

サーバーの設定

プリンタ共有のためにSambaで特別設定を行う必要はありません。Linux上でlp(line printer)という、非常に基本的なプリンタインターフェースが使用可能になれば、Sambaでプリンタ共有ができるようになります。

lpを使用可能にするには、/etc/printcapというファイルを作成します。ディストリビューションによっては、/etc/pringcap.localというファイルに記述する必要があることもあります(/etc/printcapなどに書かれているコメントを参照してください)。その中身は以下の通りです。

printer:?
	:sd=/var/spool/lpd/printer: ←行頭はTAB!
	:mx#0:?           ←行頭はTAB!
	:lp=/dev/lp0         ←行頭はTAB!

作成する上でいくつかの注意点があるので、1つずつ見ていきましょう。

1行目
この行はプリンタ名を設定しています。「printer」がSambaで表示されるプリンタ名になりますので、好きな名前を付けてください。

2行目
この行は、プリントアウトする文書データが一時的に保存(spool)されるディレクトリを設定しています。基本的に、/var/spool/lpdディレクトリの下に、1行目で設定したプリンタ名のディレクトリを作成しておくと分かりやすいでしょう。

3,4行目
おまじないだと思って、このまま入力してください。

また、2行目から4行目の行の先頭は「タブ(TAB)」です。「スペース(空白)」ではありませんので注意してください。

印刷時に無駄な印刷がされてしまう場合

ディストリビューションによっては、印刷したい書類の前によく分からない文字と、Job○○と書かれた紙が合計2枚、書類の後ろに白紙が1枚出てきてしまうかもしれません。これらを出さないようにするには、/etc/printcap(又は/etc/pringcap.local)に以下の2行を追加してください。

	:sh:?  ←行頭はTAB!
	:sf:?  ←行頭はTAB!

shというのがページヘッダー(最初に出る紙)、sfというのがフォームフィード(改ページ)を抑制するための命令です。

また、1、2行目とも行の先頭は「タブ(TAB)」です。「スペース(空白)」ではありませんので注意してください。

設定が終了したら、ラインプリンタを有効にするために、ラインプリンタを制御するlpdを起動します。

# /etc/rc.d/init.d/lpd start
作業用ディレクトリの作成

smb.confには、ほとんどの場合プリンタ共有のために必要なprintersセクションがデフォルトで有効になっています。しかし、Sambaが作業用に使うディレクトリは自分で作成しないといけません。/etc/samba/smb.confの[PRINTERS]で始まっているセクションの、「PATH」ではじまっているディレクトリを、スーパーユーザーで作成してください。

# mkdir -p /var/spool/samba
Sambaの再起動

現在動いているSambaは、プリンタの設定が変更されたことを知りませんから、再起動して知らせてあげる必要があります。SWATからSambaを再起動し、もう1度Sambaサーバーに接続してみましょう。共有フォルダ以外に、新たにネットワークプリンタのアイコンが表示されているはずです。

Windowsクライアントの設定

次はWindowsクライアントの設定です。 まずは、使用したいプリンタの機種に合わせたプリンタドライバをインストールしましょう。

最近のプリンタドライバは、いわゆるドライバディスクの形式ではなく、インストールプログラムを使用するものも出てきています。インストールプログラムを使用する形式の場合には、プリンタ付属のマニュアルの通りインストールを行いましょう。ドライバディスクの場合には、ネットワークプリンタの設定を行う際に使うので、手元に用意しておきましょう。また、最近では多くのメーカーがプリンタドライバをWebページに公開しているので、もしドライバディスクを紛失してしまった場合、メーカーのWebページを探してみましょう。

ネットワークプリンタに接続

次にネットワークプリンタに接続します。一番簡単なのは、先ほど確認したSambaサーバー内にあるプリンタのアイコンをダブルクリックする方法です。すると「プリンタの追加ウィザード」が起動します。もし既にドライバがインストール済みであれば、ドライバの選択で表示されるリストに入っているはずですので、それを選択しましょう。ドライバディスクがある場合には、この際にディスクを使用して必要なドライバをインストールしましょう。ウィザードが終了すれば、Windowsの「プリンタ」フォルダに、設定した新しいプリンタのアイコンが作成されているはずです。アイコンを選択し、右クリックでプロパティを開いてテスト印字をしてみましょう。きちんと設定されていれば、プリンタの印字テストが印刷されるでしょう。

無事に印刷されたら成功です。あとは印刷を行いたいアプリケーションの印刷時に、設定したネットワークプリンタを印刷先に指定すれば、アプリケーションからの印刷も可能になります。

変更履歴

2001/03/01 初版作成
2001/03/06 第二版作成
2001/11/05 第三版作成
2003/03/03 第四版作成

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