はじめる人のびぎねっと。

プライバシーポリシー

読み物

Apacheで始めるWebサーバー入門

はじめに

この文書は、オープンソースソフトウェアである「Apache」を利用して、簡単にWebサーバーを構築するための方法を説明したものです。

サーバーOSはLinuxを使っています。また、クライアントとしてWebブラウザが使えるコンピュータをご用意ください。

この文章は、Linuxディストリビューションを、RPMによるパッケージによって管理されているディストリビューション以上には特定しない記述にしております。そのため、読者の皆さんがお使いのディストリビューションによっては、設定方法等が若干異なっている場合があります。その場合には、適宜ディストリビューション付属のマニュアル等を参照ください。そのようなところを発見した方は、メールでご一報いただければ幸いです。追加情報として反映させていただきます。

それでも不明な場合には、今後メーリングリストでの情報交換等によりサポートしていく予定です。

Apacheとは何か?

Apache(アパッチ)は、オープンソースのWebサーバーです。Linuxを始めとして、FreeBSDやSolarisなど多くのOS上で稼動し、現在のインターネット上で稼動するWebサーバーの約60%のシェア(NetCraftの調査による)を占める標準的なWebサーバです。

準備

Apacheは標準的なソフトウェアなので、ほとんどのディストリビューションに含まれています。これからLinuxをインストールするのであれば、OSインストール時に、インストールするパッケージを指定するときにApacheを含めてください。

既にLinuxがインストールされている場合、Apacheがインストールされているかどうかを確認するには、ほとんどのディストリビューションでは、パッケージ管理ツールrpmで確認できます。以下のコマンドを入力して何か出力された場合には、既にApacheがインストールされています。

tmiyahar@apache tmiyahar]$ rpm -qa|grep apache
apache-1.3.23-11
apache-devel-1.3.23-11

この場合、Apache 1.3.23 がすでにインストールされていることがわかります。もしインストールされていない場合には、CD-ROMあるいはインターネットからApacheのパッケージを入手し、rpmコマンドを使ってインストールしてください。

起動

Apacheは、Webブラウザを使って単純にHTMLファイル等を見る場合には、インストール後の標準的な状態のまま利用することができます。

Apacheを起動するには、スーパーユーザーになって以下のコマンドを実行してください。

[root@apache /root]# /etc/rc.d/init.d/httpd start
Starting httpd: httpd

ほとんどの場合、他に設定を施さなくても、これだけでテストページを参照できるようになっています。クライアントのWebブラウザからサーバーにアクセスして確認してみましょう。

http://192.168.0.15/
(ここではWebブラウザにサーバーのIPアドレスを入れています)


▲クリックすると拡大します

もしWebブラウザに何も表示されていない場合には、Apacheが起動していない可能性があります。Linuxで以下のコマンドを入力して確認してみましょう。

[tmiyahar@apache tmiyahar]$ /etc/rc.d/init.d/httpd status
httpd (pid 685 320 319 318 317 316 315 314 313 312 311 305) is running...

起動している場合にはこのように表示されます。起動しているのにWebブラウザに何も表示されていない場合には、他に原因がありますので、ケーブルの接続、アドレスの入れ間違いなども確認してください。

次のように表示された場合は、Apacheが起動していません。

[tmiyahar@apache tmiyahar]$ /etc/rc.d/init.d/httpd status
httpd is stopped

Apacheの起動作業を行った上で再度Webブラウザでサーバーにアクセスし、起動したことを確認してください。

HTMLファイルを置く

次に、作成したHTMLページを、Webサーバーを通してWebブラウザに配信してみましょう。作成したHTMLファイルをサーバーの所定のディレクトリに置くことによって、それを参照できるようになります。標準の設定では「/var/www/html」がドキュメントルート(DocumentRoot)となっており、Apacheを経由して、このディレクトリ以下をWebブラウザで参照することができます。

例えば/var/www/html/beginet.htmlというファイルは、URLで表すとhttp://servername/beginet.htmlとして参照できます。

HTMLファイルをサーバーに配置するにはいくつかの方法がありますが、Windowsクライアントから作業するのであれば、最も簡単なのはSambaを使用することでしょう。設定方法については『Sambaで始めるWindowsファイルサーバー入門』をご覧下さい。

他にFTPを使う方法、NFSを使う方法、Macintoshからであればnetatalkを使う方法などがあります。

Apacheでは、ファイルを配置すると、Apacheを再起動することなく即座に参照可能になります。WebブラウザでHTMLページを見ることができるのを確認してください。

ユーザーのホームページを作る

Apacheは、ユーザ個人にホームページを公開させる機能を持っています。ユーザーのホームディレクトリに特定のディレクトリを作ると、Apacheを通してそのディレクトリを見ることができるようになっています。その特定のディレクトリは、標準の設定では「public_html」です。「-」(ハイフン)ではなく「_」(アンダースコア)ですので注意してください。

例えば、Linuxのユーザーtmiyaharのホームディレクトリにpublic_htmlというディレクトリを作ります。この状態では、Apacheからこのディレクトリの中のファイルを見ることができないので、ホームディレクトリのパーミッションを変更します。

$ chmod 711 /home/tmiyahar

これで、public_htmlにあるhtmlファイルを見ることができるようになります。public_htmlに、beginet.htmlというファイルを配置したとしたとき(/home/tmiyahar/public_html/beginet.html)、このページを参照するURLは

http://servername/~tmiyahar/beginet.html

となります。/とtmiyaharの間にあるのは「~」(チルダ)です。標準的な106キーボードでは、キーボード右上のバックスペースキーから左に2つ目のキーを、シフトキーを押しながら入力します。

変更履歴

2001/03/07 初版作成
2003/03/03 第二版作成

このページのTOPへ